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のっぷぴ母日記

んがおRと3匹の猫の日常をつづります。 コメントいれたいときは、その日のタイトルをクリックしてください。 滝の情報大歓迎です。
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桜奇譚 

桜奇譚と言っても、別に桜には桜の精がいる、とか、桜の木の下にはとんでもないものが埋まっている、とかいう話ではなくて、先週行った長野の桜でのお話。
南信州の桜めぐりの中でも一番観光客が多くて、茶会などが開催されてたりしてとても賑わっていた元善光寺の桜での話です。
私たちはとにかく桜の写真が撮りたくてできるだけ人が少なくなる瞬間を待っているのですが、そんななか、絶対に40歳以上だろうなぁという女性が一人。ファッションが、いや、まあ、個人の自由なんですが、おとなしめとはいえ、黒を基調としたゴスロリ。
その人が枝垂れた桜の枝から離れませんで、何しているのかと思いきや、うわっリカちゃん人形くらいの大きさのアンティークな顔立ちをしたフランス人形ふうの人形と桜の花を並べて写真撮ってるの。
思いっきり引きました。
実はネットで検索していると、ブログとかでいろんな人がお人形を外に持ち出して、行った場所を背景に写真を撮っているのをけっこう頻繁に見るんですが、現実にその撮影現場に出くわすと、わははは、正直異様でした。
こ、こんな賑やかな場所で臆面もなく人形取り出して撮影してるのか~。
しかし、よくよく考えてみれば、滝と聞いては泥だらけになってヤブこぎして滝の前で何するかと言えば写真撮影するだけの我々もハタから見れば異様なワケで。
決してその行動に何かしら言える立場じゃないなぁ、などと思ったわけです。
むしろどんなギャラリーがいても堂々と自分の趣味をまっとうするその姿勢は褒めるべきかもなぁ、などと考えたりして。
多かれ少なかれ、人の趣味なんてものは、他人からすれば異様ですからねぇ。

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