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のっぷぴ母日記

んがおRと3匹の猫の日常をつづります。 コメントいれたいときは、その日のタイトルをクリックしてください。 滝の情報大歓迎です。
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故郷がなくなるということ 

私は生まれた新潟に住み、ずっと故郷に住んでいるのだと思っていたけど、母が亡くなって、ああ故郷がなくなったな、と気がつきました。
この感覚は別の県に住んでいる姉が抱くものだと思っていたけど、私にもあったんだ。
姉は毎年夏と正月に帰ってきて、数日間母と過ごしてくれていたけど、その家はもう誰もいなくて、泊まるワケにもいきません。
法事があっても日帰りになるね、と言っていました。
実家の隣に弟が住んでいて、そこに仏壇と母のお骨があるんだけど、弟も嫁さんも帰りが遅いし土日がお休みではないので、いつでも行ける私もお線香をあげに行くわけにはいきません。
母が生きていたころには毎日電話して毎日声を聞き、週に一度は訪問して仏壇の父にお線香とくだものをあげていたけど、もう父にも母にも手を合わせられません。
故郷がなくなった、と実感しました。
まだ四十九日前なので母はその辺をウロウロしているでしょうが、仕方がないので父の眠るお墓に週に一度線香をあげに行き、母をよろしくと頼んでいます。
母がお墓に入ったら、月に一度くらいは何か食べ物とか花とか持っていってあげたいけど、片づけてくれる人がいるワケではないので、見せるだけ~、ということになりそうです。
なんか、切ないね。
それに雪が降られたら、月に一度も難しくなるかもしれないし。
父が入院してから、ずっと実家と行き来していただけに、あまりに急にそのつながりを断ち切れないです。
私もいいトシだからさ、帰る場所がなくなったと嘆くこともないけど。
私が帰る場所は、今いるこの場所だものね。
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