のっぷぴ母日記
稲ってば
それを聞いて、通勤する道路のわきの水田をよく見てみると、半分以上根元のあたりが茶色い泥のついた状態でした。
弥彦山から見えない、十日町のほうも、泥水どころか土石流が田んぼに流れ込み、田んぼを破壊したとか。水が張れない状態の田んぼも多いらしいです。
うーむ、危ないぞ、今年の新潟の米。
なんとか今後適正な雨量と適正な気温と適正な日照があってくれますように。
断水
会社の同僚の住むあたりが今日の朝まで断水していたという話を聞いたのですが、なんと今日、家に帰ってみたら我が家が断水してました。
おいおい、今頃大雨の影響かい~っと思ったら、水道管の事故だそうで。
夕方の水を使う時間帯から午後10時までヒタとも出ませんでした。
給水車が来て、かえって来たダンナに水をもらいに行ってもらったんですが、水を入れる強いポリ袋みたいな入れ物も用意されてまして。10リットルを2回いただいてきました。
もっとも我が家は常に湧き水を汲んできておいてあるので、煮炊きについては大丈夫だったんですが、洗い物がね~。顔も洗えないじゃないのよ。
幸いお風呂のお湯は捨てないであったので、もう一回沸かしなおして、給水車でいただいた水で上がり湯をして汗を流しました。
それにつけても、水道が出ないっていうのは、ホントーーーーーに不便であるというのを痛感しました。するっと水道のレバーに手がいって、水が出るのが当然だとおもって炊事をしているのね、私。何度もスカっと水がでない音がして、ものすごい失望感に襲われました。
まあ、水道管がどうにかなったというのが分かったので、水害の断水とは違って、すぐに出るようになるとわかっていたので、まだ気持ち的には楽だったんですけどね。東日本大震災の時なんか、ずっと水道が出なかった場所もあったというし。
水害のあった地域では、まだ断水や水がチョロチョロとしか出ない場所があるとか。
早期に復旧して欲しいものです。
どたばた確認
みんなそれぞれ家に帰りつくのに苦労したり、断水で苦労したり、避難所に行ったりと、色々な経験をしていました。
ただ、わが勤め先ではそれほど大きな被害を受けた人がなかったのが幸いです。
被害っていえば、会社お昼は給食弁当の宅配なんですが、そこが断水しているらしく、ついにお昼休みにお昼が届かずに、午後1時に届いたのはコンビニおにぎり1つと揚げ物1個とつけもの少々の簡易お昼でした。
おいおい~っ。いくらなんでも、これなならコンビニお弁当買ったほうがずっとよかったぞ~っ。
そりゃ、水害で大変なのは分かるけど、顧客に連絡もよこさずに、遅く届けた上に、どうしようもない内容の代物とは、商売するものとして失格だぞ~。
と、空腹を抱えて思ったのでしたとさ。飯の恨みは大きいぞぉ。
夏空
ただ、あまりによく晴れたので、お昼は外で食べようと、おにぎりにぎって弥彦スカイラインを走り、弥彦山の頂上近く(笑)まで行ってきました。
駐車スペースからそんなに歩かずにお昼を食べられるいい芝生の広場があるんですよ。
で、そこから海の様子や、新潟平野の様子を見て参りました。
どれほど水害で茶色いのかしらん、と思っていましたが、稲の緑が濃くて、ちっとも被害があったようには見えませんでした。
弥彦の上からだと、はっきりと信濃川が見てとれるわけではないんですが、あれがそうなんじゃないの、といった茶色い筋が新潟平野を横切っています。いつもであれば、きっと川自体みつけられないくらいなんだと思いますが、あまりに茶色なので、はっきりと分かりました。
下の写真が燕市を経て三条市や加茂市などが見える図です。
真ん中あたりを茶色い筋が部分的に横切っているのがたぶん信濃川です。もしかしたら中ノ口川かもしれません。新潟平野は概ね全部緑だったので、今年の新潟米の心配は無用と思います、たぶん。
次の写真は海の様子。南国の海みたいに見えますが、茶色いのは砂が透けて見えるワケではなくて、濁った川の水が流れ込んでいるからです。
でも、弥彦の山頂近くはとても空が青くて、ちらほら咲いているヤマユリが綺麗でした。
今週ののっぷぴ
手で紐をひっかけて、口でくわえてます。
こいつ、ホントに手が器用な猫です。
ライブ映像
午後からは雨もあがって晴れてきまして、ようやく水の恐怖から開放されました。
我が家のあたりに出ていた避難勧告も解除されたようです。
午前中に買い物に出かけたら、お目当ての店までの道が冠水していてついにたどり着けず、すごすごと戻り、では午後からなら大丈夫だろうと出かけたら、むしろ水が増えている場所がありました。
結局行きたい店には行けずに、渋滞にハマりつつ別の店に行ったら、あらまあ、パンやらカップ麺やらの非常食関係がごっそりなくなっていました。うーむ、市民、対応早いっ。
で、我々も今日の食料を仕入れて家に戻ろうとしたら、予め広報で知っていたのに、閉鎖されている橋を渡ろうとして、通行止めに出会い、これまたすごすごと遠回りして戻るハメに。
あの橋が通れなかったら、会社行くのが大変になるんだけどなぁ。明日には通れるようになっていますように。
ところで、お昼の国営放送のニュースを見ていたら、ヘリがライブで信濃川の映像を流していまして、我々がよく利用する橋が途中で水没している図なんか見させてもらっちゃいました。
いや~、ゾっとしました。
もう、完全に我々の生息域のできごとで、上空からの図でどこを写しているのか、手に取るようにわかるわけですよ。
あ、あれは何橋、次に来たのは何橋、といった具合に。
で、私が勤めている会社のあたりも映されまして、わはははは~ヤバイ状態でした。
ヘリの映像なので、くるくると方位が変わって、本当にそこなのかどうなのかはあやふやなんですが、大雑把な位置は確かなので、わが勤務先は水没した田んぼのごくごく近くであることが判明。
あの水が引かないかぎり、どうやって出勤したらいいんだ、という状態です。
同僚はあのあたりに住んでいる人も多いので、この日曜日はきっと後片付けに追われるんだろうなぁ。
それにしても、ライブの上空映像、すごかったです。
信濃川の土手、毎日私が通勤に利用する道なんですが、あんなに蛇行していたのね、大河信濃川、といった感じでした。えー、これから◎◎川~?あんな小川がこんなに幅広い濁流になったの~?と叫んだりして、ダンナと一緒にかぶりつきで見てました。
いや、まあ、とりあえず被害がそれほどではないので、楽観してみていられるんですが。
明日には水が引いて、月曜には会社のみんなの元気な顔から見られたらいいんだけど。
いやはや、たった7年くらいで住んでいる地域が同規模かそれ以上の水の被害を受けるとは思いませんでした。