暑かったそうで

今日は夏日の気温だったそうで、けっこう暑かったらしいです。
らしい、というのは、私はそんなに暑くなくて、裏起毛のトレーナーにジャンバーを着て仕事をしてもちっとも汗もかきませんでしたとさ。
家でも暑かったらしく、ムチャが帰って来てからだけでもものすごく水を飲みます。
まだヨタヨタと自力で歩いて洗面器の水のところまで行って、まずそこで一休みして水をみつめて、それからゆっくり顔を近づけて、水との距離感を確かめながらおずおずと舌で水面をさぐり、何度か鼻を突っ込んで慌てて顔を上げたりしながら距離感をつかんで、やっと水をへちゃへちゃと飲み始めます。
へちゃへちゃとなめるくらいしかできないので、ものすごく時間がかかり、途中でかなり疲れるらしく、洗面器のふちに顎をのっけて休んだり、しまいにまた鼻を突っ込んだりしてます。
下手をすると鼻どころか顔まで突っ込んでしまって、溺死するんじゃなかろうか、と心配になります。
病気で衰弱して死ぬならいいんだけど（いいってか、想定内だけど）家の中で溺死って事故死はやめてくれろ～。
で、水を飲み終わって洗面器の横でしばらく横になって休み、それからヨタヨタと元の位置に戻るまで途中の休憩をいれつつ頑張ります。
うーむ、すごいぞムチャ。
これを私が家に戻ってから少なくとも５回は繰り返してまして、とにかく喉が渇いた様子です。
いや、きっと留守中も何度も水を飲んでいるんだろうなぁ。
ムチャがいつも寝ているクッションのそばにも小さな器に水を入れてあげていて、すぐに飲めるようにしてあるんですが、洗面器の水のほうがいいらしいです。ってか、飲みやすいのかもね。広くて。
ご飯もいまは寝たまま顔を上げてそこに器を持って行ってあげて食べさせています。そうするとものすごくよく食べます。缶詰についてはほかの子よりも３倍は食べています。
こいつはもう、食欲だけで生きています。それだけでも普通の猫と違う、ホントーにすごい猫だと思います。
とにかく、食べたいだけ食べて、生きたいだけ生きてほしいです。

しめ猫なので

ムチャにおしめをするようになったので、おしっこの心配なくベッドにつれてこれるようになりました。
ま、おしめをしていなくても、ペットシーツを敷いてその上に寝かせていたんですが、よたよたと歩き回るのでいつ布団を濡らされるか心配していたもんで。
で、昨日の夜はほぼ向かい合って寝ていたんですが、朝、５時頃、私の顔をほたほたと触る肉球が。
なんとムチャが横になったまま前足で私をほたほたとたたいていたんです。
どひゃ～、こいつ、私に起きれと言ってるぞぉ。
つまり、腹減ったと言ってるぞぉ。
まだ起きる時間ではなかったのでムチャの手をにぎってとにかく寝てもらおうとしたんですが、断続的に目覚ましが鳴るまで、ほたほたと顔をたたかれ続けました。
ダンナのほうが先に起きるので、ムチャを託してごはんをあげてもらったんですが、しっかり食べましたとさ。
今日の夕方もガツガツ食べてくれたし。
水もがんばって洗面器のところまで行って首をつっこんで飲んでいたし。いや、途中で疲れて水のなかにつっぷしそうになったので、慌てて引き上げたんですが。
もしかしたら、朝起きたらムチャが洗面器の中に首を突っ込んで溺死しているかもしれない、くらいの感じです。
いや、ホントーにもう瀕死の状態なんですよ。
ふらふらしているし、顔に生気がないし。
でも、食欲はあるんです。
食欲だけで生きている感じです。
本当にすごいです。食欲だけで寿命が延びています。
さて、ムチャを抱いて寝るかな。また朝にほたほたされるかな。

もう無理かぁ～

 昨日、ついにおしめ猫になったムチャです。

昨日の日記を書いていた時点では、階段を上ったり下りたりしたんですが、その後、いつも夜には２階に来るのに、ついに来ませんでした。
朝も立ち上がってご飯を食べるのが難しい様子でした。
それでも食欲はあって、目の前にお皿を出すとガツガツと食べるんですが。
今日の夕方もそんな調子で、ずっとぐったりしていて、時々立ち上がる程度です。
さっきやっと歩いて、水を飲みに行ったんですが、とても階段を上れるようではありません。
もう、階段はムリか～。
昨日が最後だったか～。
おしめもそんなにイヤがらないので、これからは抱いて２階まで連れて行って一緒に寝ます。
１日、１時間とできないことが増えていきます。
まだ食べてくれるだけありがたいです。

しめねこ

少し前からムチャの足の動きがものすごくヨタヨタしてきて、歩くのも極端な千鳥足、といった感じになってきました。
それにともない、おしっこもトイレまで間に合わなくなってきたり、自分の意志に反して出ちゃったりするようになってきました。
それはちょっと大変です。
昨日なんか、家じゅうムチャのしっこだらけになりました。
さすがに困ったので、今日猫の紙おむつを買ってきて、ついにムチャはしめねこになりました。
おしめをしたらヨタヨタした動きがさらに制約されて、きっと寝たきりになるだろうな、と思っていたら、今、ムチャは自力で階段を登り、二階にいます。
なーんだ、おしめしても歩けるんじゃん。ヨタヨタでも。
ムチャ的に、しっこで濡れた足をガシガシ洗うお母さんはイヤみたいで、プライドを傷つけられるらしくて、さっさと静かな２階に行ってしまいます。
それにしても、まっすぐに歩くのも困難なのに、よくもまあ、２階まで自力で登ります。
しかも、ごはんガツガツ食べるし。
なんでどんどんとやせ細っていくのか、本当にわかりません。
それが病気ってもんなんだとは思いますが。
よく食べ、よく出し、よく眠り、そのまま永眠してほしいものです。きっと死んだのにも気がつかずに、メシくれと思ったまま寝むりつづけてくれると思います。
って、わーーーっ、今振り向いたら、ムチャが後ろにいた～っ。
階段、自力で下りてきた～。
本当にすごい猫です、こいつ。

すごいぞ、ムチャ

昨日はほぼ危篤状態だったムチャ。
動物病院で皮下注射で水分を補給してもらい、それでもぐったりした状態でした。
でも、何もしないことがムチャにとって安楽であるのだと納得したのでそのままにしておいたら、なんと、自力で階段を上り、私と一緒に寝ましたとさ。
ムチャがよろよろしながらも階段を上ってきた時にはもう涙なみだの状態でして、顔中ぐちゃぐちゃになって寝ました。
そーいえば、カッパ姉ちゃんが亡くなった時も泣きながら寝てしまって耳の中の管が涙で炎症しまして、耳鼻科に行ったことがあります。それを思い出して、できるだけ耳に入らないように仰向けになったりして。
いや、それはいいとして。
今朝もまったくご飯を食べなくてぐったりしているので、これはもう、会社から家に戻ったら、ムチャは冷たくなっているかもしれないな、と覚悟していました。
会社ではそりゃもう涙がこみ上げるのをこらえるので大変でした。
ところが、です。
大急ぎで家に戻ってみたら、ムチャ、しゃっきりとした顔で定位置のこたつの上で迎えてくれて、缶詰をあける音ににゃーにゃー言い出して、出してあげたらバク喰いでした。
おいおいおいおい～。
おそらく、脱水状態から回復したのだと思うけど、いきなりこんなに食べるとは。
生きていたら最後の晩餐だから、今日の鍋の魚やらカニやらをあげよう、食べてくれよ、と思っていたのに、いつものごはんをバクバク食べてますぅ。
ま、どう考えてもちょっと回復してもすぐにまたぐったりするのは目に見えているので、鍋の魚はあげたけどさ。これもよく食べました。
よろよろしながら自分でトイレにも行ったし。
すごいぞ、ムチャ。
まだ生きる気まんまんなんだな。
昨日、安楽死させるつもりだった私を許せよ。
君の命がもうこれでやめよう、というまで生きなさい。
私は君を尊敬します。